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2010年10月 アーカイブ

豆知識~アレルギー~ その3

・免疫の手段としてのアレルギー反応

二回目の強毒菌注射後二~三日で局所に急性の反応の起こるのは、最初の弱毒菌の注射で、動物に結核アレルギーが成立しているからであり、結核の病変が全身に拡がらないのは、結核に対する免疫が同時に成立しているからです。

すなわち見かたによっては、注射局所に早期にアレルギー反応の起こるのは、局所に炎症を起こし、白血球などが集まり、結核菌が体じゅうに拡がるのを防ぐ防波堤となっているともいえるわけです。

このようにみてくるとアレルギーは一つの防御反応であり、免疫の一つの手段ともいえることになります。

いつも防御に役立つとは限らないしかし、アレルギーはいつも防御に役立つとはいえません。

豆知識~アレルギー~ その4

・免疫の手段としてのアレルギー反応

たとえば抗原が多量で、局所だけにとどまらない場合は、広い部分でアレルギー反応が起こることになり、その結果、多量の有毒性炎症物質が出てきて、生体に有害な作用を及ぼすことになります。

とくに抗原自体が有毒性物質でないような場合、たとえば異種動物の血清などの場合は、血清自身にはたいした毒性はないのですが、生体はこのような物質に対しても同様に抗体をつくるので、アレルギー反応が起こり、その結果の有害作用のみがめだつことになります。

また、血清や毒性物質で、たいした有毒作用を示さない程度の少量でも、それが直接血液中にはいった場合などには、抗原抗体反応はきわめて敏感なので、重い症状、たとえばアナフィラキシーショックというようなアレルギーを起こすということになります。

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