ルピナスさん

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ルピナスさんは、海をみおろすおかのうえにある、小さないえにすんでいます。いえのまわりには、あおや、むらさきや、ピンクの花が、さきみだれています。ルピナスさんは小さなおばあさんですが、むかしからおばあさんだったわけではありません。世界中を旅行しましたし、「世の中を美しくする」ためにステキなことを思いつきました。この絵本は一人の女性の人生の輝きを、ルピナスの花に託して、静かに語りかけてくれます。バーバラ・クーニーは、板に水彩絵の具で描き、色えんぴつでアクセントをつけるという独特な画法で、詩情あふれる物語世界を作りあげています。

それほど多くはないページの一冊の絵本の中に一人の女性の人生がある。それも駆足ではなく簡潔な文章で丁寧に語られていて、静かだが力強い。最後のページを閉じた後、深く胸を打つものがある。 色彩の移り変わりも非常に美しく、丁寧に描かれている。
大きな世界を変えられなくても、自分に出来ることが何かあるはず。
子どもだけでなく、大切なことを見失いかけた大人にも・・・・・。

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